Otto Tempelフィッティング工房
創業1928年以来、もっとも高度で、かつ、伝統的な技術を守り、 厳選された最高級の材料のみを使用して製品製作を続けている Otto Tempel(オットー テンペル)工房。
弦楽器用のフィッティングだけを専門に製作する、熟練の職人が集まり、初代Otto Tempelの時代から現在に至るまで、欧州をはじめ、世界中の超一流の弦楽器メーカー、工房、演奏家から長年にわたって厚い信頼が 寄せられています。
80年受け継がれてきた代々のTempel工房の歴史をご紹介します。
Otto Tempelのフィッティングは、楽器個体の持つ、本来の音色を最大限に引き出してくれることで定評があり、既存する歴代の巨匠オールド楽器から、著名なモダン名器に至るまで、世界中で、 数多くの弦楽器に機用されています。
(オットー・テンペル Sr.)
1928年
ダーマスタッド音楽院卒のプロ音楽家。象牙、木製宝飾、装飾、工芸品、楽器パーツなどを専門的に製作する工房を、妻キャサリンと共に創立。
(オットー・テンペル Jr.)
1964年
妻マリアンと共に工房をMichelstadに移し事業を大幅に拡大。ヨーロッパ全土で「Otto Tempel」=「最高品質の楽器のフィッティング」の地位を確立。
(クヌート・テンペル)
2001~現在
創立者の孫。弟ハンス、妹シヴィルと共に一族で、最高品質のクラシック弦楽器用の多種多様のフィッティングを製作する専門工房として運営中。
テンペル工房では、厳しく厳選した最高級の木材を、さらに採取から最低でも7年間寝かせてじっくり 乾燥させています。
その気の遠くなるような長い行程により、材質が強固に引き締まって高密度に なるため、音響の周波数がより高まり素晴らしい音色が生み出されます。
また、木材と並んでフィッティングに欠かせない金属にもこだわり、上質のチタニウムを使用。 軽さを徹底的に追及して
います。チタニウムは従来のフィッティングに使われる金属の約半分の重量。 しかも、抗アレルギー性なので、
金属アレルギーを持つ演奏家にも、大変喜ばれる素材です。
Otto Tempel オットーテンペル 最高級フィッティングセット バイオリン用
4/4サイズ 虎杢入り フランス柘(ツゲ)
本日、お品の方届きました。写真のように、なかなか良い感じです。
これを見た、チェロの友人も、チェロ用でこんなにきれいなのがあったら 欲しいなと
羨ましがられました。 いいお品をご提供して頂きありがとうございました。
(Y.A様)
Otto Temple オットーテンペル チェロ用 アジャスター内蔵木製テールピース 最高級 紫檀
【 Leon様のブログ より抜粋 】
テールピースのアジャスターもチタン製で軽く仕上げてあり、サドルは水牛の角が使ってあり全体に軽量化が図られている。
一般的に、材料という点ではエボニー(黒檀)、ローズウッド(紫檀)、ボックスウッド(ツゲ)の順で軽くなるが、音質なども重さに比例して変る様で、ローズウッド(紫檀)は製品のバラつきが大きいという事で評判が悪い。
日本人は評判に弱いからか、クライスラーミュージックで破格の値段で販売していた物の中でローズウッドが残っていた。
ただ、このオットーテンペルでは7年は寝かせた材料を使っていると言うことで、
品質も悪くないだろうと判断したのと、やはり見た目の美しさや音色も軽過ぎず重過ぎずと言うところを狙ってみた。
テールコードにはボア・ダルモニのアラミド繊維のテールコードを選んだ。
テールピースがボックスウッドに比べて重いローズウッドなので出来るだけ軽い物にした。
幾つか種類があったが、注目したのは、このテールコードが1つの材料で出来ている点。
テールコードの中には芯材はケブラーなどの高強度繊維だが外被は違うと言う2重構造の物がある。
場合によってはこの2重構造で雑音を発生する場合もあるらしいが、 このボア・ダルモニの場合はアラミド繊維をロープ状に編んだシンプルな構造となっている。
これは端を少しカットした物を解したものだが間違いなくそう言う構造だった。
英文だが固定の仕方等が記載されている説明書が入っていた。
僕はそれ以前に、ボア・ダルモニ製品の取扱をしているところから日本語の説明書をダウンロードして 印刷していたのでそれを見ながら行ったが、結び方はいわゆるフィッシャーマンズノットと言う方法だ。
どうやら、推奨の長さと言うのがあるらしいのでそれに合わせて調整した。
肝心の音だが、音量も音質も驚愕する程変わった。
( http://ameblo.jp/iphone-fan/entry-11519589436.html )
C線もタングステン巻であり、G線もタングステン巻、上2本も太い為、 弦の重さも全体的に重くなっていたと思われ、 その為か、特にC線やG線の振幅に対して楽器が負けていた感じがしていた。
つまり弦の振動を受け止められてない感じだった。
このローズウッドのテールピースに変えた事で、特に太い下の弦の鳴りが驚異的に増して、音質含めて、 弦の特徴を忠実に再現する感じになった。
上2本に関しても箱が鳴る感じとなったイメージだ。
それまでも鳴っていたのだが、表板だけが鳴っている感じで薄っぺらさがあったがそれが無くなった。
元々鳴りのポテンシャルはあった楽器なので弦のセッティング含めて全体的に好結果となった感じだ。
ちなみに、鳴るようになったからと言ってウルフが増えた感じでは無いのも良かった。
(Leon様)
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