◆Rizzo Musicaとの出会い◆
2021年当時、コロナ禍のせいで海外の展示会へ参加できずくすぶっていた中、ひょんなことから偶然できたご縁で、交流を深めるうちに素晴らしい楽器を製作している工房だとわかり、モニター奏者さんやプロの試奏や意見も踏まえ、何が何でもクライスラーミュージックで扱おう、と販売に漕ぎつけました。
この工房についての詳細は、「あまり色々ネットで公表しないで」という工房側の意向を尊重して控えますが、工房長は長年イタリアで研鑽を積み、世界的なコンペティションにおいて、バイオリン、ビオラ、チェロ部門で各種の受賞歴あり。この工房の顧客には、ロシアやヨーロッパの音楽学院、アメリカのプロ奏者など、世界各国に蒼々たるメンバーが揃っています。

◆Rizzo Musicaの楽器について◆
あまり安い楽器は作らない工房ですが、彼らの価格は質に対して非常に良心的だと思います。バイオリンは、約8万くらいから上はマスターメイドで50万くらい。チェロなら50万くらい~80万くらい。ビオラはその中間です(2023年現在)
Rizzoの嬉しいポイントのひとつは、「すべての楽器が欧州材」で、さらに、それらの木材は最低18年以上乾燥させてあること。
マスターメイドクラスになると200年のオールド材木を使ったものも多数あり!木材価格高騰の昨今、この廉価でオールド木材使用の、しかも上級のマスターメイド入手はあり得ない朗報です。
その他、裏一枚板の個体が多い、ネックや渦巻にも杢目がたくさんある個体が多い、裏板の杢目がすごくきれいな個体が多い、フィッティングもサドルやペグに装飾が入った上質の柘植や黒檀が惜しみなく使われていること、などなど数え始めるとRizzoのプラスポイントにはキリがありません。
次に音色。楽器はどんなに美しくても材質が良くても、弾いて「音」と「操作性」が悪ければダメです。Rizzoの楽器は外観以上に弾いてびっくり、え!なにこれ!?、というのがKMJの管理人やプロ奏者の第一感想でした。とにかく弾きやすい、響く、音が良い。
こればかりは体験して頂くしかないのですが、言葉で表現するならば指あたりが心地よく、音がつながる。楽に弾ける。音色は深く、甘く、それでいて輝かしい響き、とでも。

 
◆Rizzo Musica 魅力の謎◆
それにしてもなぜRizzo楽器がこんなに弾きやすいのかが大きな謎なのです。重量や各要所の寸法、ネックの太さや駒の状態など、さまざまな点を他の工房の楽器と比べて検証してみるのですが、不思議なことに大差は無いのです。しかも、チェロに関しては高額ブランド弦ではなく、ごく普通の上質スチール弦で入荷するのですが、それでも「素晴らしい」ので驚愕です。
これぞ弦楽器製作の奥深さと醍醐味というほかありません。本物のストラディバリと全く同じ形状でコピーを作ってもストラドの音が再現できないのはなぜ?という疑問と同じで、ニスの配合や塗り方、膠、木材、材質の古さや乾燥状態、精妙ななにかしらのバランスによって、弾きやすさや音の違いが生み出されるのでしょうか・・。
 
◆Rizzo その他諸々◆
Rizzoの楽器は、毎回個性が異なるので、グレードやシリーズによって同じ顔であることをお約束できません。どの個体も美しく上質ですがさまざま。ニスもマットから光沢仕上げのものあり、フィッティングの材質も工房の気分次第、という感じで、こちらからあまりうるさい注文はつけられないのです。
製作されているモデルは、バイオリンはMessaiah、Cannon、Maggini、ビオラはストラディバリが主流で15インチ~16インチの展開あり、チェロはモンタニァーナとDavidovが主流。バイオリンとチェロには小ぶりの7/8サイズの製作も多く、しかもフルサイズと互角に争えるボリュームと美しい音色です。
長く愛せる楽器をお探しの皆様に自信を持ってRizzo Musicaをおススメします♪

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