Last Updated on 10月 27, 2022 by trinity
ちょうど1年ほど前に入手したヴァイオリン弓のサルトリー・モデルとヴィオラ弓のペカット・モデルですが、ついつい
1年、 毛を張りっぱなしになってしまい、先日、ようやく工房に張り替えに持っていきました。 行きつけの師匠、
ぱっと見るなり 『サルトリー・モデル』 とひと言。ヴィオラ弓のほうは『ペカットか、トルテ?』。
そんなに簡単にわかるものなのかと、あとでネットで弓の形状をあれこれ見てみて、ヘッドの曲線の特徴で見分ける
ことが ようやくわかってきました。特にペカットは『これはホントにいい素材だねえ』と。腰が強いからヴィオラ弓
なのに細く できるんだと。確かにAA弓と比べて、持った時に太さが違うのがわかるのです。いつも値段の話になって
しまい恐縮ですが、 だいたいこれくらいのものが、中国で制作されて、各国の刻印を押され、××円くらいで(KMJさん
の「希望小売価格」かそれ以上) 出回っているんじゃないかと工房の師匠は言っていました。 さて、おかげで愛用の弓
を置いてきてしまったので、今週は代用品です。ヴァイオリンは○○オクで1万円ほどで買ったものを 取りだして、魔法
をかけます。いやなに、アンドレアの松脂を塗るのですが。これで1万円の弓も変身して、結構、使えます。 1週間なら
我慢できます。ヴィオラはAA弓で練習しています。
AA弓もそう悪くはないのですが、悪くないと思うせいか、あと一息、 痒いところに手が届かないみたいで、
フラストレーションがたまってきました。張り替えるとまた見違えるようになるので楽しみです。
(K様)